今回は
教えるのが苦手でも大丈夫！
教えずに育つコーチング面談とは？！
というお話をしたいと思います。
元々技術者で
そのままその分野で独立して
オーナーや経営者になられる方が
多いと思いますが
そうではない場合や
技術はあるけど教えるのが苦手
という方も中にはいらっしゃると思います。
実際僕もそうでした。
トリマーからマネージャーになりましたが
プレイヤーだったときは
感覚でやっていたので
言葉で伝えるのに非常に
苦労した経験があります。
※後にマニュアルを作ったので
理論で教えれるようにはなりましたが、
そういう方に役立つスキルが
『コーチング』です。
コーチングは、
少し前に「コンサル型上司vsコーチ型上司」という
ブログを書いてますのでそちらも読まれると
より理解が深まると思います。
⇒ https://coach-cy.com/2018/04/30/post-453/
極論、気付かせて行動させるので
教える必要がないんです。
「教えなくても良い」という以外にも
大きなメリットがあります。
それは…
自分で考えたことなので
実行や継続の確率が高まるということです。
ある調査によると、
教えられたことの実行確率は
というデータがあります。
なので、気付かせて行動させる方が
教えるよりも遥かに、
そのスタッフの成長に繋がるんです。
では、
そのコーチング面談のやり方ですが、
実際に筏井（いかだい）がやっていた方法を
ご紹介いたします。
ここでもチャンクダウンを使います。
例えば
ビッグチャンクが
「スタッフの成長」
ミドルチャンクが
「スキル」
「ツール」
「知識」
ミドルチャンクが
スキルの場合
スモールチャンクが
「スピード」
「クオリティ」
「安全性」
というような感じで
スタッフの成長に繋がりそうなものを
チャンクダウンしたシートを用意します。
それを一緒に見ながら面談を進めます。
筏井：「ここにこんなシートを用意したけど
これ全部出来たらすごいトリマーになれそう？」
スタッフ：「なれそうです」
筏井：「おけ、じゃあどれから習得したい？」
スタッフ：「ん～…スピードです！」
筏井：「なぜそれを選んだの？」
スタッフ：「負担を減らして早く仕上げてあげたいからです」←これが目的
筏井：「じゃあそれはいつまでどれくらいタイムを縮めたい？」
スタッフ：「8月までに15分縮めたいです！」←これがゴール
筏井：「じゃあ、中間地点でのタイムは？」
スタッフ：「6月で5分短縮、7月で10分短縮します！」←これが中間目標
筏井：「じゃあそうするために何をしていく？」
スタッフ：「先輩にコツを聞いて試してみます！」←これが手段
筏井：「おっけ、じゃあとりあえず1週間やってみて感想聞かせて。
また来週面談しよう。」
スタッフ：「わかりました！」
こんなにスムーズにいくことは少ないですが
流れとしてはこんな感じです。
一度も教えてないですよね？
スタッフに自分で考えて
答えを出してもらってます。
ここでの注意点ですが、
否定しないようにする
ということです。
この注意点は
特にあなたが経験豊富であればあるほど大切です。
経験があれば「自分の成功体験」や
「答え」がわかるので
ついついそれを言ってしまいたくなるんです。
しかし、
一度否定してしまうと、
スタッフにとって、
その面談は安全なものではなくなってしまい
「自分で考えて答えを出す」
ということが出来なくなってしまいます。
自分とスタッフの話す割合は
自分が３でスタッフが７というバランスを
意識してください。
いかがでしたでしょうか？
こんな感じで進めていけば
あなたが教えるのが苦手でも
スタッフに気付きと行動を促して
成長させることが出来ますよね？
さてさて、結論ですが、、、
「教える」は確かに即効性があるかもしれませんが
スタッフの人としての成長には繋がりません。
つまり
ティーチングは
スタッフの表面上のスペックアップで
コーチングは
スタッフそのものの成長
に繋がるということです。
動画でもお話ししてますので
是非ご覧ください。
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このツールの使い方はこちらからご覧ください。
⇒ http://coach-cy.com/2018/05/03/post-507/